瀬戸内パウダーラボ合同会社
ABOUT US
瀬戸内パウダーラボ合同会社は、フルーツパウダーの製造販売を行う事業と、瀬戸内地域で育ったサトウキビに着目した事業を中心に事業を営んでいます。
フルーツパウダーの製造事業については、スプレードライ製法により果汁の風味を残したまま高品質な粉末化に成功。四国や瀬戸内地域のものを中心とした農作物の加工をおこなっており、産地や農家さんにこだわった加工品を広げていきたいと思っています。
サトウキビに着目した事業では、サトウキビの栽培やサトウキビバガスを活用した和紙の研究、黒糖や和三盆の製造・加工・レシピ研究。副産物であるモラセス(糖蜜)の有効活用の研究および販売。
そして、和三盆干菓子ブランド「HIYORI WASANBON」の運営、和三盆干菓子作り体験ワークショップなど、瀬戸内産のサトウキビを身近に感じていただけるような事業活動を行っています。
温暖な気候と自然豊かな環境のもとで育った瀬戸内産の農作物はどれも本当に美味しいです。私たちの活動を通して、この先もずっと瀬戸内の農産物に光が当たり、発展し続けることを願っています。
SETOUCHI POWDER LAB
スプレードライ(噴霧乾燥)製法を主とした果汁粉末を得意としています。
果汁に自然由来のデンプン分解物を混ぜて、その果汁を専用の機械を使って噴霧して乾燥させ粉末にします。
非常に細かい粉末に仕上がることと、ピールパウダーとは違う果汁そのものの美味しさが味わえます。
チョコレートやクッキー、生クリーム、バターサンドなど水分を含ませられない製菓材料におすすめです。
また、酢橘や柚子やレモンなどの果汁パウダーは、天ぷら・お醤油・お豆腐・肉料理などの風味付けとしても利用でき、常温保管できる面や賞味期限の面でも有益ですし、味もしっかりとした風味が残りますので、お料理をより美味しく仕上げることが可能です。
OEMのご相談についても、極力小ロットで対応しておりますので、お気軽にご相談ください。
\\ TV出演させていただきました //
SETOUCHI POWDER LABとsunny side fieldsが共同開発したクラフトチョコレートをNHKさんに取材いただきました。
高知県北川村の柚子を果汁パウダーにして、力強い柚子を表現したクラフトチョコレート。口に入れると柚子の風味が広がります。
\\ 四国4県の柑橘が揃いました //
【香川県瀬戸内豊島レモン果汁パウダー】
瀬戸内にある小さな島 豊島(てしま)。豊島では麓のあちらこちらから清らかな水が豊富に湧き出しています。見た目も味も野生味がある瀬戸内豊島のレモンを使用しています。
【愛媛県宇和島ブラッドオレンジ果汁パウダー】
入江と半島が複雑に交錯したリアス式海岸が続く宇和島市。
温暖な気候と傾斜地の多い地形から生まれるブラッドオレンは、イタリア産のものに比べて小玉ではあるものの、クエン酸が多く、糖度も高く、香りも良いです。
【徳島県神山すだち果汁パウダー】
徳島県の山あいにある人口約5000人のまち神山。 山に囲まれた神山は、朝夕の気温差が大きく、平地の少ない傾斜地が多い場所で、香りがよい高品質のキリッとした風味のすだちが育ちます。
【高知県北川村ゆず果汁パウダー】
高知の柚子が生まれた村「北川村」。柚子栽培の歴史が長く、種から18年かけて育つWILD YUZU(ワイルド柚子)と呼ばれる実生の割合が高知県で最も多いことから、柚子らしい香りの強い柚子が特徴。年間の雨量が多く、乾燥に弱いゆずを生産するには最も適した土地です。
\\ OEM製造もお気軽に //
指定する農家さん・産地のOEM製造についてもお気軽にお知らせください。
小ロットからの製造も受けておりますが、量を多く作った方が単価を落とすことが可能です。
にゃもんチョコレート(USHIO CHOCOLATL)
広島県尾道にあるUSHIO CHOCOLATLさんから、尾道産レモンのパウダー依頼をいただきました。
尾道のご当地キャラクターのにゃもんちゃんとのコラボチョコにご利用いただいています。
黄色の色付けはレモンピールでやりたいとのことで、レモンを果汁と果皮に分けて、それぞれを粉末にしました。
カシューナッツで作ったホワイトチョコに尾道レモン果汁パウダーと果皮パウダーを練り込んだチョコと、甘味のある食べやすいガーナチョコレート。
それぞれの味を楽しんだり、一緒に味わったりと楽しみ方は無限大です。
産地や農家さんにこだわった商品を作りたいという私たちの想いと合致した素敵な商品に関わらせていただきました。
\\ instagram //
瀬戸内産のサトウキビを活用した事業
瀬戸内産サトウキビを使用した有名なものに「和三盆糖」があります。200年以上昔、讃岐の地に伝わった和三盆。
やさしい甘さと上品な味わい、口に含むとスーッととけるその口溶けを特徴とし、今も尚、当時の伝統製法を守りながら、職人の手作業により丁寧につくられています。その原料は、瀬戸内の温暖な気候と風土により育てられる、細黍(ほそきび)と呼ばれる讃岐産サトウキビを使用することで、他の砂糖にはない独特な風味が生まれます。その一種独特の風味は「味覚の芸術品」とまで言われています。「押し船」と「研ぎ」を昔は3回(現在は5回)繰り返していたので、「盆の上で三度研ぐ」という意味から、和三盆という名前が付けられています。
\\ HIYORI WASANBON //
株式会社トリトトラが運営する日和制作所と和三盆干菓子ブランド HIYORI WASANBONを運営しています。「ちょっといい日の和三盆」をテーマに日常に寄り添った和三盆を企画・販売しています。
\\ 和三盆のお干菓子づくり体験 //
和三盆のお干菓子作り体験をやっています。
保護者の方がいらっしゃれば小さなお子様も体験ができますし、外国人の方や団体、学校、その他カフェやショッピングモール等での出張体験など、さまざまな形での体験をお受けしております。
個人の方はHIYORI WASANBONオンラインショップの「WORK SHOP」からご予約くださいませ。
団体の方は詳細をお伺いの上でご対応させてください。
\\ 和三盆モラセス(糖蜜) //
モラセスは、製糖を行う際にうまれる糖蜜のことです。黒蜜とは違った独特の風味を有しており、サトウキビ本来の成分(ミネラル・鉄分・ビタミンB群)をたっぷりと含んでいるため、栄養価の高い調味料として注目されています。
海外では一般家庭でも利用されており、パウンドケーキやパン、クッキーやベーグルなど主にパンや焼き菓子の生地や、色付けに使用されています。糖度もはちみつと同程度あり、ミルクとの相性もバッチリなので、バニラアイスやヨーグルトと合わせても、またラテにしても美味しいです。アルコール発酵させることでラム酒の原料としても利用されています。
他にはなかなか販売していない商品かと思いますので、よろしければお試しください。
ご希望の方は、HIYORI WASANBONのオンラインショップで販売しております。業務用はお問い合わせください。
How to make Wasanbon.
\\ サトウキビ栽培 //
瀬戸内では温暖な気候を活かしてサトウキビ栽培が行われています。
和三盆に使用されるサトウキビは、「ほそきび」と呼ばれる細くて数も少ない品種のサトウキビ。
細いので、台風等で倒れてしまうこともありますし、絞っても1本あたりから搾汁できる量が少なく、いわゆる効率の悪いサトウキビです。しかし、このサトウキビからは和三盆らしい優しい風味の砂糖がとれるため、和三盆にはこのサトウキビが使われてきました。
一方で、黒糖に使われるサトウキビは、太くてしっかりとしたさまざまな品種のサトウキビ。結晶化もしやすく、サトウキビ1本からたくさんの搾り汁が取れて、効率の良いサトウキビです。
愛媛県のロハス企業組合さんにご協力いただき、愛媛県四国中央市で耕作放棄地を活用したサトウキビ栽培・研究を行ない、育てたサトウキビから黒糖や糖蜜などの商品作りを行なっています。
山奥で薪を使いながら、昔ながら製法で作った黒糖はキャラメルのような味わいです。
\\ サトウキビバガスを使った紙づくりに挑戦中 //
サトウキビの搾りかすのことをバガスと呼び、その活用に注目度が高まっていますが、糖分を含んだサトウキビの搾りかすは腐敗が早く、活用できていないものが多いことも事実です。
愛媛県四国中央市でサトウキビを育てているという背景を活かして、愛媛県の伝統工芸である和紙に活かせないかと現在試行錯誤をしています。
愛媛県四国中央市の紙産業技術センターさんに研究をご協力いただいたところ、サトウキビバガスは広葉樹の仲間と似た繊維をしているようで、うまく加工すると良い和紙になるようです。完成が楽しみです。
PROFILE
●瀬戸内パウダーラボ合同会社
香川本社:香川県高松市屋島中町728南棟
本社電話:087-805-7444 / FAX:087-841-3997
代表者 :石野 雅俊
設立 :2021年8月
資本金 :1,000,000円
事業内容:
1. 粉末食品(フルーツパウダー等)の企画・製造・販売
2. 和三盆糖・糖蜜・黒糖の製造・加工・販売
3. 和三盆干菓子ブランド「HIYORI WASANBON」の運営
4. オリジナル打ち菓子の企画/販売
5. 干菓子用木型を使用したワークショップ/木型レンタル
© setouchi laboratory.